April 21, 2025

矯正治療中に食べられない食べ物は矯正中におすすめの食べ物・飲み物

矯正治療中は、歯並びの改善に向けた大切な時間ですが、食事に関する工夫が必要不可欠です。食べ物の選び方や食べ方を間違えると、装置にダメージを与えたり、治療期間が延びてしまう可能性があります。

今回の記事では、矯正中に避けるべき食べ物や飲み物、食事を楽しむための工夫、そしておすすめのメニューについて詳しく解説します。

botton_01

矯正中に食べられない物の特徴

まずは矯正治療中に食べると問題を引き起こす可能性のある食べ物の特徴を解説します。

それぞれ順番に解説していきます。

矯正装置が外れる可能性のある食べ物

ワイヤー矯正の場合、1ヶ月に1回を目安にワイヤーを交換します。ワイヤーやブラケットが外れてしまうと治療中の歯が元に戻ってしまったり、想定していない方向に動いてしまう可能性があります。

そのため、矯正装置が外れてしまう可能性のある食べ物には注意が必要です。

矯正装置に絡まる可能性がある食べ物

長い繊維を含む食べ物や粘り気のある食品は、装置に絡まりやすく、取り除くのが困難です。

装置に食べ物が絡まると不快感を感じたり、虫歯や歯周病につながる可能性もあります。

そのため、装置に絡まりやすい食べ物はできるだけ避けるか、または細かく刻むなどし、食事の後は念入りな口腔ケアをするというのが大切になってきます。

硬くて食べにくい食べ物

硬い食べ物は、矯正中の歯に大きな負担をかけます。矯正治療中は痛みが発生することがあり、そういった時に硬い食べ物を食べる事で痛みが増す可能性があります。

なるべく硬い食べ物は避け、柔らかい食べ物を選ぶのがおすすめです。

矯正装置に着色しやすい食べ物・飲み物

色素が強い食べ物や飲み物は、矯正装置に色を付けてしまうことがあります。着色は基本的に歯ブラシで落とす事ができないため、注意が必要です。

取り外しができるマウスピースの場合、外して入れば着色の心配がないように思えますが、口の中に残っている色がマウスピースに付着する恐れがあります。

そのため、マウスピースをつける前にしっかりと歯磨きをする事が大切です。

矯正中に避けた方がいい食べ物

矯正治療を行う上で特に避けるべき食べ物をご紹介します。これらの食べ物は、矯正装置へのダメージだけでなく、歯並びの改善を妨げる要因にもなり得ます。

適切な食事管理により、治療期間を無事に過ごし、理想の歯並びを手に入れるために、以下の食べ物は避けましょう。

それぞれ理由を順番に解説していきます。

ガム

ガムは矯正装置に付着しやすく、取り除くのが非常に困難です。また、ガムを噛む行為自体が、装置に不必要なストレスを与えるため、矯正中は避けるべきです。

キャラメル

キャラメルも粘着性が高く、矯正装置に悪影響を与えるため推奨されません。キャラメルを食べることで、装置が外れるリスクが高まります。

ナッツ

硬くて小さいナッツ類は、矯正装置を破損する原因になりえます。ナッツを食べる場合は、よく咀嚼することが重要ですが、矯正中は特に注意が必要です。

根菜

生の根菜類は硬すぎるため、矯正中は食べる際には柔らかく調理した方が良いでしょう。煮物やスープの具として使用することで、硬さを和らげることができます。

煎餅

煎餅などの硬いお菓子も、矯正中の歯や装置にダメージを与える可能性があります。食べる際には、小さく砕いてから食べるか、避けるようにしましょう。

矯正装置に着色しやすい食べ物・飲み物

色の濃い食べ物や飲み物は矯正装置に着色しやすく、見た目の問題も生じるため注意が必要です。

矯正中にこれらの食品を摂取する場合は、食後すぐに口をすすぐか、歯を磨くことをお勧めします。特に以下の食品・飲料には注意してください。

カレー

カレーの強い色素は矯正装置に付着しやすく、色が残りやすいです。カレーを食べた後は、できるだけ早く歯磨きをすることで着色を防ぐことが可能です。

トマトソース

トマトソースもまた、色素が強く矯正装置に色を残しやすい食品です。使用後の口のケアを忘れずに行いましょう。

キムチ

キムチの赤い色素も矯正装置に影響を与えることがあります。食後は特に念入りに歯を磨くことが推奨されます。

コーヒー

コーヒーは飲み物の中でも特に着色しやすいため、摂取の際には注意が必要です。可能であればストローを使用し、矯正装置との直接的な接触を避けると良いでしょう。

紅茶

紅茶も同様に、その色素によって矯正装置が着色されることがあります。紅茶を飲む際には、できるだけ口をすすぐか、歯磨きをしてから寝ることをお勧めします。

ワイン

特に赤ワインは色素が非常に強いため、矯正中は控えめにすることをお勧めします。飲用後の口のケアを徹底することが重要です。

矯正中に食べやすい食べ物

矯正中でも安心して食べられる、優しい食べ物を紹介します。これらの食べ物は、矯正中の歯や歯茎に負担をかけず、快適に食事を楽しむことができます。

噛みやすい食べ物

比較的柔らかく、噛みやすい食べ物の例を挙げます。これらは、矯正中の敏感な歯や歯茎を保護しつつ、必要な栄養をしっかりと取ることができる選択肢です。

煮物

具材が柔らかく煮込まれている煮物は、矯正中に適した食べ物です。噛む力をあまり必要とせず、さまざまな栄養素を摂取することができます。

ハンバーグ

柔らかく調理されたハンバーグは、噛む力をあまり必要としません。タンパク質を豊富に含み、矯正中の食事に最適です。

玉子焼き

柔らかくて滑らかな玉子焼きは、矯正中の食事に最適です。手軽に調理でき、栄養バランスも良いため、日常的に取り入れやすいです。

うどん

柔らかく茹でられたうどんは、消化も良く矯正中に優しい選択肢となります。軽く噛むだけで食べられ、さまざまなトッピングで栄養バランスを調整できます。

歯が痛みにくい食べ物

矯正治療後の敏感な歯に配慮した食べ物を紹介します。これらの食べ物は、噛む際の痛みを最小限に抑えながら、必要な栄養を摂取することができます。

パン

柔らかいパンは、噛む際の痛みを軽減します。バリエーション豊富なパンから選ぶことで、飽きることなく楽しめます。

お粥

非常に柔らかいお粥は、矯正中の食事で非常に扱いやすいです。消化が良く、さまざまな具材を加えることで栄養価を高めることができます。

スープ

温かいスープは、栄養素を摂取しつつ、歯に負担をかけません。さまざまな種類のスープで食事のバリエーションを増やすことができます。

ゼリー

ゼリーのような柔らかい食べ物は、噛まずに飲み込むことができるため、矯正中に適しています。フルーツフレーバーのものなど、味のバリエーションも豊富です。

矯正器具に食べ物が詰まったときの対処法

矯正器具に食べ物が詰まった場合の対処法を紹介します。これにより、矯正中の不快感を軽減し、衛生的な口内環境を維持することができます。

自宅でできる簡単な対処法

日常的に行える簡単なメンテナンス方法をご説明します。これにより、矯正器具の機能を維持し、快適な矯正生活を送ることができます。

歯間ブラシの活用

歯間ブラシを使って矯正器具の隙間に詰まった食べ物を安全に取り除きます。これにより、矯正器具周辺の清潔を保ち、むし歯や歯周病のリスクを減らすことができます。

フロスの正しい使用法

フロスを適切に使用することで、矯正器具の周りの清潔を保つことができます。定期的にフロスを使用し、食べ物の残りを効果的に取り除くことが重要です。

専門家に相談すべき状況

自宅での対処が難しい場合は、専門家の助けを借りることが重要です。特に、矯正器具が損傷している場合や、通常のケアで取り除けない食べ物が挟まっている場合は、速やかに歯科医師の診察を受けることをお勧めします。

矯正中に食べられない物についてのまとめ

この記事を通じて、矯正治療中に避けるべき食べ物や、食べやすい食べ物についての理解を深め、日々の食生活を豊かにするための参考にしてください。

矯正中の食事管理は、治療の進行にも影響を与えるため、適切な食事選びが重要です。

歯並びの乱れが気になっていても、「本当に矯正が必要なのか分からない」という方は多いものです。

DDクリニックの無料検診では、専門医が噛み合わせや治療の必要性を丁寧に診断し、最適なプランをご提案いたします。

まずは一度、ご自身の歯並びを正しく把握してみませんか?

軽度〜重度の歯並びにも対応可能なので、まずは無料精密検診でお悩みをご相談ください。

一覧にもどる