April 21, 2025

矯正中に虫歯ができたらどうする?対処方法や予防方法を解説

「矯正中に虫歯ができたらどうすればいい?」

矯正治療をしている方の中にはこのような不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際、矯正治療を始めてから虫歯ができてしまった・・・ということはあります。

今回の記事では矯正中に虫歯ができてしまった場合の対処方法や、矯正中に虫歯になる原因、予防方法などを解説していきます。

また、矯正治療を開始する前に虫歯が発覚した際の対処方法も併せて解説しているので、参考にしてみてください。

矯正中に虫歯が発生したらどうする?

矯正治療中に虫歯が発生することは少なくありません。矯正中に虫歯が発生すると、治療方法や矯正の進行に影響を与える可能性があるため、早期発見と対処が重要です。

ここでは、矯正中に虫歯が発生した場合の対処法を、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の両方に分けて解説します。

ワイヤー矯正の場合

ワイヤー矯正中に虫歯が見つかった場合、矯正器具の調整や一時的な取り外しが必要になることがあります。歯科医師と相談し、適切な治療計画を立てましょう。

ワイヤー矯正は、ブラケットやワイヤーの間に食べ物が挟まりやすく、清掃が難しいため、虫歯になりやすい環境です。定期的な歯科検診で、隠れた虫歯を早期に発見し、速やかに治療を行うことが大切です。

マウスピース矯正の場合

マウスピース矯正では、着脱が容易なため、虫歯治療が比較的簡単に行えます。しかし、定期的な清掃と正しいケアが不可欠です。

マウスピースを使用する際は、使用前後の歯の清掃を徹底し、マウスピース自体も適切に洗浄することが重要です。これにより、マウスピース内部に食べ物の残りや細菌の繁殖を防ぎ、虫歯のリスクを低減できます。

矯正中に虫歯になる原因

矯正装置が口内環境を変化させ、虫歯のリスクを高めることがあります。

続いては、矯正中に虫歯になる原因をワイヤー矯正とマウスピース矯正に分けて解説します。

ワイヤー矯正の場合

ワイヤーとブラケットの間に食べ物の残りやすさが、虫歯のリスクを増加させます。適切なブラッシング方法を学びましょう。ワイヤー矯正では、ブラケットやワイヤーの隙間に食べ物が挟まりやすく、虫歯の原因となります。ブラケット周りの清掃を徹底し、定期的な歯科検診で早期発見・早期治療を心がけましょう。

マウスピース矯正の場合

マウスピースの内部に食べ物の粒子が残ることが虫歯の原因となります。使用後は必ず洗浄し、清潔に保つことが大切です。マウスピースを使用する際は、常に清潔に保ち、定期的に専門のクリーニングを行うことで、虫歯のリスクを大幅に減らすことが可能です。正しいケア方法を守り、健康な歯を維持しましょう。

矯正中の虫歯予防

矯正中の虫歯を防ぐためには、日々の口腔ケアが非常に重要です。

「口腔ケア」と「食事」それぞれの虫歯予防のためのポイントを解説するとともに、「マウスピースの洗浄」「定期検診」についても解説していきます。

口腔ケア

矯正中に限った話ではありませんが、虫歯予防のために口腔ケアはかかせません。

ここからは矯正中の口腔ケアのポイントを解説していきます。

歯磨き

矯正装置を装着している間は、通常より丁寧に、そして頻繁に歯を磨くことが推奨されます。特に、矯正装置の周りや隙間に食べ物が残りやすいので、小さなブラシを使用して隅々まで清潔に保つことが大切です。

歯間ブラシ

歯間ブラシを使用して、ブラケットの周りやワイヤーの下を清潔に保ちましょう。これにより、食べ物の残りやプラークの蓄積を防ぎ、虫歯のリスクを減らすことができます。

ワンタフトブラシ

通常のブラシが届かない部分は、ワンタフトブラシで丁寧にブラッシングします。この特殊なブラシは、矯正装置の細かい部分にもアクセスしやすく、効果的な清掃が期待できます。

食事

矯正中の虫歯予防では食事の内容も大切になってきます。

矯正中の食事内容で気をつけたいポイントを順に解説していきます。

虫歯を促進する食品

糖質の高い食品や粘り気のある食品は虫歯のリスクを高めるため、摂取を控えめにしましょう。特に、スナック菓子やソフトドリンクなどは避けるべきです。

虫歯予防に効果的な食品

チーズやナッツ類は唾液の分泌を促進し、自然な虫歯予防に役立ちます。これらの食品は、酸の中和や歯の再石灰化を助ける効果があります。

マウスピースの洗浄

マウスピースは使用後、必ず専用のクリーナーで洗浄し、清潔を保つことが大切です。適切な洗浄は、細菌の増殖を防ぎ、口臭の原因となる要素を排除します。

定期的な歯科検診の重要性

矯正中は特に定期的な歯科検診を受け、初期の虫歯を見逃さないようにしましょう。プロフェッショナルなクリーニングと定期的なチェックアップは、虫歯や歯周病の早期発見につながり、治療の成功率を高めます。

矯正中に見つかる虫歯の早期発見法

矯正中の虫歯は進行が早いことがあるため、早期発見が非常に重要です。自宅でのチェックと定期的な歯科診察により、問題を早期に察知し、適切な対応を取ることができます。

自宅でできるチェック方法

鏡を使って定期的に歯と歯茎の状態を確認し、異常があればすぐに歯科医に相談しましょう。自宅での規則的なチェックは、問題が小さいうちに対処するのに役立ちます。

矯正治療中の定期的な歯科診察の重要性

定期的な診察により、虫歯だけでなく、矯正装置の問題点も早期に発見できます。矯正治療の進行に合わせて、必要な調整や治療を行うことができ、治療の効率と効果を最大化します。

矯正前に虫歯を発見した際の対処法

矯正を開始する前に虫歯がある場合、その治療が最優先となります。全ての虫歯を適切に治療することで、矯正治療中の不測のトラブルを防ぎます。

虫歯の治療を優先する

矯正治療を始める前に、すべての虫歯を治療することが重要です。これにより、治療中の合併症を防ぎます。適切なタイミングで治療を行うことで、矯正治療の効果を最大限に引き出すことが可能となります。

矯正治療を開始できるケースもある

虫歯の程度によっては、矯正治療を進めながら並行して虫歯治療を行うことも可能です。しかし、これは歯科医師の診断と提案に基づいて判断されるべきです。

矯正中の虫歯についてのまとめ

矯正治療中に発生する虫歯への適切な対応と予防策を理解し、健康な口内環境を維持しましょう。

矯正治療は、ただ歯並びを整えるだけでなく、全体的な口内健康を向上させる機会でもあります。

歯並びの乱れが気になっていても、「本当に矯正が必要なのか分からない」という方は多いものです。

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