裏側矯正って、見た目が気になりにくいのは魅力だけど、痛みや違和感、費用、発音に影響があるのか心配になりませんか?
治療を始める前に、どんなデメリットや注意点があるのか知っておきたいですよね。こ
の記事では、裏側矯正のデメリットを痛みや費用、治療期間、普段の生活への影響などリアルな体験談も交えてわかりやすく解説しています。
さらに、メリットや向いていない症例、費用を抑えるコツまでまとめています。
裏側矯正を考えているなら、ぜひチェックしてみてください。
裏側矯正は装置が見えにくい点で人気ですが、その裏で痛みや費用などの悩みも付きまといます。
主なデメリットは次のとおりです。
気になるポイントを順番に解説していきます。
裏側ブラケットが舌に当たることで擦過痛や口内炎が起こりやすく、装着後3〜7日がピークです。会話や咀嚼でヒリヒリ感が増すため、柔らかい食事と専用ワックスの併用が必須です。
冷水でうがいすると一時的に炎症が鎮まり、1〜2週間で多くの人が慣れますが、痛みが1ヶ月続く場合は装置位置の再調整を依頼しましょう。
装置が舌の可動域を制限し、サ行・タ行・ラ行が歯擦音化して聞き返されることがあります。朗読や母音発声を毎日5分続けると筋肉が順応し、2〜4週間で徐々に改善していきます。
重要なプレゼンや面接が近い場合は装着時期をずらす、またはマウスピース矯正を併用するなどスケジュール調整が安全です。
歯の裏側はブラシが届きにくく、食片やプラークが溜まりやすい環境です。食後5分以内のうがいと、夜はタフトブラシ・歯間ブラシ・フロスをフル活用するのが鉄則です。
3ヶ月ごとのプロクリーニングを受けると虫歯・歯周病リスクを大幅に軽減できますが、ケア時間は表側矯正の1.5倍程度を覚悟しましょう。
裏側矯正はブラケット1個ずつをオーダーメイドで製作し、装着にも高い技術が必要です。
そのため総額は100万〜170万円が目安で、表側より20万〜70万円増。調整料や装置修理費が別請求の医院も多いので、契約前に「追加費用込みの上限額」を書面で確認し、2〜3院を比較することが失敗を防ぐコツです。
舌側からの力は微調整が難しく、ワイヤー操作回数が増えがちです。標準期間は1年半〜3年ですが、表側より3〜6ヶ月延びるケースも。
装置トラブルや虫歯治療で間隔が空くと4年以上かかることもあるため、通院ペースを守り、トラブル時は早めに受診する姿勢が期間短縮につながります。
顎が小さく歯の裏側にスペースがない場合や、骨格性の重度不正咬合では裏側装置が物理的に装着できません。抜歯と大幅な歯の移動が必要な症例では表側矯正+外科矯正の方が結果が安定することも。
CTを用いた精密診断で適応の可否を確認し、複数の専門医から説明を受けると安心です。
裏側矯正は審美性の高さが魅力ですが、費用や発音などの理由で「向いていない」と判断されるケースもあります。
次の4タイプに当てはまる場合は、表側矯正やマウスピース矯正を含めて幅広く検討すると安心です。
裏側矯正は総額が100万〜170万円と高めで、月1回の調整料や修理費も上乗せされます。教育費や住宅ローンと支出が重なるタイミングでは負担が大きく、途中で無理が生じると治療中断のリスクが高まります。
費用面の不安を解消してからスタートした方が、途中解約や追加借入を防げて安心です。
アナウンサー・声優・接客業のように声が収入に直結する職種では、治療初期の滑舌低下が大きなストレスになります。練習で改善しても完全に戻るまで数週間かかるため、舞台本番や試験が近い場合は特に注意が必要です。
「声を武器にする仕事」の場合は事前に専門家へ相談してリスクを見極めましょう。
骨格性上顎前突・下顎前突・開咬など大きな歯列移動が必要な症例では、裏側矯正だけでコントロールしきれないことがあります。ワイヤー操作が裏側で制限されるうえ、抜歯スペースの確保が難しい場合は治療期間が4年以上延びる恐れも。
歯科医の説明を聞き比べ、治療ゴールが現実的かどうかを確認しましょう。
裏側装置は歯ブラシが届きにくく、毎食後に歯間ブラシ・タフトブラシ・フロスを併用しないと虫歯が急増します。忙しくてケア時間を確保しづらい方や、磨き残しを指摘されやすい方は要注意です。
「ケアに自信がない」と感じたら、手入れしやすい装置を選ぶのが長期的には得策です。
裏側矯正は装置を1本ずつオーダーメイドするため、どうしても費用も期間も上がりがちです。
大まかな総額を押さえたうえで「追加費用がどこまで膨らむか」「治療が何ヶ月延びる可能性があるか」を把握しておくと、あとから慌てずに済みます。
全体矯正の平均費用は裏側矯正100万〜170万円、表側矯正60万〜130万円、マウスピース矯正60万〜100万円が目安です。
裏側矯正は技工代と技術料が上乗せされるため、同じ歯並びでも20万〜70万円ほど高くなることがあります。
費用差が生活に響く場合は、表側装置+ホワイトワイヤーや部分マウスピースとの組み合わせを検討するとコストを抑えつつ審美性も確保できます。
月1回の調整料が3千〜5千円、ワイヤーやブラケット破損時の修理費が5千〜2万円ほどかかるのが一般的です。
さらにホワイトニングやリテーナーが別契約の場合、追加で5万〜10万円を見込む必要があります。契約前に「調整料は総額に含まれるか」「故障時の修理費上限はあるか」を必ず確認しましょう。
裏側装置は歯の裏側から引っ張るため微調整が難しく、表側より3〜6ヶ月長い1年半〜3年が標準期間です。ワイヤー調整に時間がかかるほか、装置トラブルや虫歯治療でスケジュールが空くと、その分だけ全体が後ろ倒しになります。
途中で装置を外すと再装着料が発生するため、通院ペースを守ることが期間短縮のポイントです。
裏側矯正は見た目を気にせず続けられる一方、日々の話し方や食事、学校・仕事での立ち振る舞いに小さな変化が生まれます。
特に発音、口腔ケア、勤務・授業中の対応は多くの人が「思ったより大変だった」と感じるポイントです。
それぞれのシーンで起こりやすい課題と対策を具体的に紹介します。
装置が舌の動きを制限するため、サ行やタ行が摩擦音になりやすく、電話や会議で聞き返されることがあります。装着初期は口周りの筋肉も緊張しがちなので、ゆっくり大きく発音する練習が有効です。
2〜4週間ほど継続すると口腔筋が慣れ、滑舌の違和感が大幅に減少します。大切なプレゼンが控えている場合は、装着から1ヶ月以上前にスタートすると安心です。
麺類や葉野菜など繊維質の食品はワイヤーに絡まりやすく、外食先で焦る場面が増えます。装置周囲の磨き残しも虫歯リスクを高めるため、食後の簡易ケアが不可欠です。
慣れないうちは食事時間が長くなりますが、2週間ほどでペースが安定します。工夫次第で好きな食材もストレスなく楽しめるようになります。
営業職や教師など声を多用する仕事では、治療初期に滑舌が整わずパフォーマンスが落ちることがあります。
また会食や給食の後に装置へ食べ物が残り、口臭を気にする声も少なくありません。
周囲へ先に伝えておくと、発音の一時的な変化や食後のケア時間を理解してもらいやすくなり、業務・学業のストレスを最小限に抑えられます。
デメリットが先に気になるかもしれませんが、裏側矯正には見た目や衛生面で選ばれるだけの理由があります。
裏側矯正の代表的なメリットは次の3つです。
それぞれの魅力と具体的な恩恵を詳しく見ていきましょう。
装置が舌側に隠れるため、正面からはほとんど見えないのが最大の魅力です。営業や接客、就活、成人式といった「第一印象」が重要な場面でも気兼ねなく笑えるほか、写真や動画でも装置の映り込みを心配せずに済みます。
マスクを外す機会が増えた今、「矯正中と気付かれなかった」という声が多いのも裏側矯正ならではのメリットです。
歯の裏側は唾液がよく巡るため再石灰化が進みやすく、表側装置に比べてプラークが停滞しにくい環境です。ブラケット周囲に唾液が届くことで自浄作用が働き、脱灰を抑制できると報告されています。
もちろん丁寧なブラッシングは必須ですが、清掃が行き届けば虫歯リスクを抑えつつ矯正できる点は見逃せません。
舌を前方へ押し出す癖や嚥下時に強く押しつける癖は歯並びの乱れや発音の不明瞭さを招く要因です。裏側矯正ではブラケットが舌の動きを物理的に制限するため、無意識に正しい位置へ導く“トレーニング効果”が得られます。
装置が外れた後も舌位が安定し、後戻り防止や滑舌向上につながったという臨床報告もあります。
裏側矯正を始めた人の多くが「想像より大変だった」と感じるポイントは大きく4つに集約できます。
痛み・費用・発音・虫歯の4項目で起こりやすいトラブルと、その場で取れる具体策を詳しく解説します。
装置装着後1週間ほどで和らぐはずの圧痛や舌の擦過痛が1ヶ月以上続くと、睡眠不足や食欲低下を招きモチベーションが急落します。ワイヤーの張力過多や装置位置のズレが原因のケースが多く、早期対応しないと潰瘍が拡大して治療期間まで延びかねません。
冷却・鎮痛剤・専用ワックスを同時に使い、痛みが2週間以上続く場合は再調整を依頼します。ワイヤーの屈曲を弱めてもらうだけで即日楽になることも多いため、我慢せず歯科医に相談しましょう。
契約時は120万円だったはずが、調整料や装置修理費、ホワイトニング追加で最終的に170万円を超える例もあります。「リテーナー代が別請求だった」「分割金利を計算していなかった」といった見落としが主な原因です。
契約前に「調整料・修理費・リテーナー代込みの総額」を書面で確認し、2〜3院で比較するのが鉄則です。分割払いの場合は手数料も合算し、月々の返済額と総支払額を必ず計算しておきましょう。
装置に慣れてもサ行やタ行が歯擦音のまま残り、人前で話す仕事や趣味に支障が出る後悔例です。舌癖や口輪筋の弱さが原因の場合、装置を外しても改善しないことがあります。
装置装着初期から毎日5分の朗読・母音発声を継続し、舌先を上顎に当てるストレッチを習慣化します。必要に応じて言語聴覚士やボイストレーナーに発音指導を受けると回復が早まります。
裏側装置周囲はブラシが届きにくく、プラークが残ったままになりやすい環境です。数ヶ月で複数の虫歯が進行し、治療の中断や追加費用発生につながるケースが少なくありません。
歯間ブラシ・タフトブラシ・フロス・洗口液を毎日併用し、3ヶ月ごとにプロフェッショナルクリーニングを受けます。食後10分以内に水でゆすぐだけでも酸性状態をリセットでき、虫歯リスクを大幅に軽減できます。
裏側矯正は高い審美性と虫歯リスク低減が魅力ですが、痛み・費用・期間・清掃難度・発音の変化といったデメリットも明確です。
メリットとデメリットを正しく比較し、信頼できる歯科医院で十分な説明を受ければ、後悔を最小限にして理想の歯並びを目指せます。予算・痛み許容度・生活スタイルを総合的に考え、納得の上で治療に踏み出しましょう。
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